みずいろの読了本

読んだ本をネタバレなしで感想書いています!

ガラスの海を渡る舟 寺地はるな

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私の好きな作家の一人、寺地はるなさん。

寺地はるなさんの書く小説はあたりばかりで、優しい気持ちになったりほっこりする作品が多いです。

今作は兄妹が祖父のガラス工房を受け継ぐお話です。

 

読み終わった後、もっとこの世界を読み続けたいと思いました。

読んだ後心温まる、ほっこりしたい。

そんな本を探している方におすすめしたいです。

 

 

 

 

あらすじ

大阪の心斎橋からほど近いエリアにある「空堀商店街」。

そこには、兄妹二人が営むガラス工房があった。

兄の道は幼い頃から落ち着きがなく、コミュニケーションが苦手で、「みんな」に協調したり、他人の気持ちに共感したりすることができない。

妹の羽衣子は、道とは対照的に、コミュニケーションが得意で何事もそつなくこなせるが、突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいる。

正反対の性格である二人は互いに苦手意識を抱いていて、祖父の遺言で共に工房を引き継ぐことになってからも、衝突が絶えなかった。

そんなガラス工房に、ある客からの変わった依頼が舞い込む。それは、「ガラスの骨壺が欲しい」というもので――。

 

『水を縫う』『大人は泣かないと思っていた』の寺地はるなが放つ、新たな感動作!

相容れない兄妹ふたりが過ごした、愛おしい10年間を描く傑作長編。

 

 

他にも小説の感想を書いていますので、よかったら覗いてください。

あなたにぴったりの本があると思いますので、本選びの参考になれば幸いです。